公開サロン記事

末端の冷え2-ツッコミ第一弾

この記事は、有料オンラインサロン過去記事(シーズン1~3)の公開版です。

 

 

ガイド34:末端の冷え(順次、公開)

 

末端の冷え1-なぜ冷えるのか?漢方は? (S3)

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末端の冷え2-ツッコミ第一弾 (S3)

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末端の冷え3-ツッコミ第二弾 (S3)

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末端の冷え4-筋トレの部位は?(S3)

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末端の冷え2-ツッコミ第一弾

 

 

末端の冷え、その2です。

今回のテーマは「冷え症外来」へのツッコミです。

元のオンラインサロンの文章では、もっとアグレッシブでしたが、公開に伴い「かなりマイルド」な感じに修正しています

今後に執筆される記事に関して、ナマのアグレッシブな感じな文章が見たい方は、オンラインサロンへどうぞ。(Facebookで私までサロン参加希望の旨をメッセージしてください)

 

 

 

冷え症外来ってどうなの?

 

血管外科などでは「冷え症外来」を謳っているものもあります。

そうった所では、「冷え症の原因」として、下記のものが挙げられています。

 

・運動不足

・女性は筋肉量が少なく、脂肪が多いため、女性に多い

・男性も加齢で筋肉低下、臓器の衰えで、冷え症になる

・食生活の乱れ(冷たい飲食物、ファーストフード、スナック菓子、無理な食事制限)

・ストレス

・自律神経の乱れ

・喫煙

・便秘

 

これらの原因として挙げられているものに関して、「添削」をしてみましょう。

勘のいい方はこの時点で「冷え症外来(笑)」となる事でしょう。

 

 

 

運動不足で冷える?

 

「運動不足」というよりは、「筋肉不足」「タンパク質と鉄の不足」で冷えます

そして、対策は高タンパクと筋トレ、鉄サプリの摂取です

有酸素運動はシリーズ1記事目で書いたように、運動時の一時的な効果にとどまります。

 

 

 

女性は冷える?

 

「女性は筋肉量が少なく、脂肪が多いため、女性に多い」

これは「脂肪が多いため」という部分が、間違っています

脂肪が多いと言っても、女性ホルモンが影響して多いのは「皮下脂肪」です。

皮下脂肪はむしろ体幹部の熱が出ていくのを防いでくれます

つまり、皮下脂肪が多ければ、冷えにくいのです

 

ただし、「筋肉量が少ない」というのは日本人女性の統計的な正解ではあります。

まぁ、これも高タンパクと筋トレをすれば筋肉は増えるので、個人レベルでの対策は余裕で可能です。

 

 

 

男性は歳をとると冷える?

 

「男性も加齢で筋肉低下、臓器の衰えで、冷え症になる」

これは間違ってはいません。

 

が、西洋医学・標準医療の現場では何でもかんでも「加齢による」で終わりにしがちです

そして、肝心の「栄養」の対策がゴッソリ抜け落ちているので、根本的な解決方法も知らされないまま、となります。

老化全般を完全に抑えきるのは現段階では流石に無理ですが、「冷え」くらいなら、栄養で対策可能です。

 

 

 

食生活の乱れで冷える?

 

「食生活の乱れ(冷たい飲食物、ファーストフード、スナック菓子、無理な食事制限)」

出たー!非常に都合のいい言葉「食生活の乱れ」

大体、何でもかんでもコレを言っておけば、皆が納得してくれるという魔法の言葉です。

 

この「食生活の乱れ」でまとめて言われる内容のうち、実際に影響しているのは、糖質過多、タンパク質不足、トランス脂肪酸の摂取などです。

そう、つまり「いつもの」話です。

そして、この「食生活の乱れ」の話題が出る時、日本の国策としての「鉄の食品への添加」をしていない事については全く触れられる事はありません

 

糖質をオフし、タンパク質を摂り、トランス脂肪酸を避け、鉄を摂る

これが根本的な対策です。

 

 

ストレスで冷える?

 

ストレスも何でもかんでも使われる「都合のいい言葉」の1つです。

これはある意味、間違っておらず、ある意味、間違いです。

 

・間違っていない点

ストレスというか緊張状態では、交感神経が興奮し、アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが分泌されます。

アドレナリンやノルアドレナリンなどは手足の血管を締める働きを持っています。

そう、そのために血流量が減り、手足は冷える事になります。

皆さんも緊張状態の時に手足が冷えた、という経験を何度もしている事でしょう。

 

・間違っている点

こちらはいつも言っている話です。

「ストレスが健康にネガティブな栄養があると思っているから、その通りになる」というヤツです。

ストレスが慢性的な冷えにつながると思っている人は、実際にそうなります。

しかし、ストレスがかかっても何とも無いと思ってる人は、実際に何ともありません

 

詳しくは、オススメTED記事をご覧ください。

オススメ度 5/5、「ストレスは味方になる」ケリー・マクゴニガル

その内、この記事も公開予定ですが、とりあえず紹介しているTEDの動画(と演者の方の本)だけリンクです。

 

TED Global 2013

ケリー・マクゴニガル「ストレスと友達になる方法」

 

「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」(ケリー・マクゴニガル 著)

 

 

 

自律神経の乱れで冷える?

 

出たー!非常に都合のいい言葉「自律神経の乱れ」

この言葉は非常にソレっぽいのですが、「ほぼ何も言っていない」のと同じです。

それなのにこの「自律神経の乱れ」というキーワードを出すだけで、皆が納得してくれる、という魔法の言葉です。

 

「自律神経の乱れ」などというものは、ほとんど「空想の産物」でしかありません

その実態は「栄養の過不足」です。

糖質が過剰で、タンパク質・鉄・ビタミン・ミネラルが不足している、というだけです。

こういった「都合のいい言葉」に惑わされないようにしましょう。

 

 

 

喫煙

 

これは流石に間違っていません。

ニコチンは手足の血管を締めます

つまり、タバコを吸うと、手足の温度が下がります。

喫煙は「百害あってほぼ一利無し」的なものですので、健康を目指す・維持するなら、やめましょう。

 

 

 

便秘

 

便秘については、「腸内でぜん動運動が行われていないということで、基礎代謝も低くなります」と記されています。

しかし、これはよくある「因果の逆転」です。

「因果の逆転」については、以前の講演会でも説明しています。

フェリチンと鉄の異常事態今回は「フェリチン」について。 こちらの関連記事もご参照ください。 https://mizunodoc.jp/archive...

 

つまり、上記サイトでは

「腸蠕動の低下」(原因)

「基礎代謝の低下」(結果)

とされています。

これは、ウソっぱちです。

大間違いです。

このタイプの誤解を「因果の逆転」といいます

 

医療・医学の世界では、こういったものがゴロゴロしています。

統計論文で相関ばっかり見ていると、このような「因果の逆転」的な勘違いを「正しい」と思い込んでしまいます。

統計論文が医学界を席巻しているので、当然、起こりうる結果です。

やれやれ、ですね。

「もっとアタマを使おうよ!」というヤツですね。

 

さて、本来は、こうです。

 

「栄養不足」(真の原因)→「基礎代謝の低下」(結果その1)

「腸蠕動の低下」(結果その2)

 

つまり、「基礎代謝の低下」も、「腸蠕動の低下」も、単なる結果に過ぎません

本来の原因は、「栄養不足」の方です

 

こうみれば、至極当たり前ですよね?

でも、「統計論文」ばっかりみていて、「激しく思い込んでいる専門家」にこれをいっても、全くの無駄に終わります

むしろ、相手が怒り狂う可能性さえあります。

「統計論文」は全部正しい!

そんなのは(私の認める)論文に載っていない!

そんな事は、聞いた事もない!

これが専門家の世界です。

 

「権威ある専門誌」に「論文」として載っていなければ、それは「間違い」扱いです

本当に、そんなに今までの論文が万能なんでしょうか?

権威ある専門誌に論文として載っていない事は、全部「間違い」なのでしょうか?

・・・笑いが込み上げてきますね。

 

「専門家だ!」などと言っていると、自分たちが如何に「無知」なのか、忘れてしまうのでしょうか?

このように、「聞く耳を持たない」相手には、わざわざお伝えしてあげる必要はありません

論文の「アレ」な点は折に触れてお伝えしています。

 

当サロンでも「論文」の記事があります。

検索してみて下さい。

他にはこの記事などもご参照にして下さい。

「ビタミンがヤバい」論文今回は「ビタミンがヤバい」論文がヤバい、について。 いきなり最初に結論です。 ビタミンがヤバい論文は全スルーでO...

 

 

 

コラム:外来の名前

 

専門外来には色々な名前がついていますが、「〜外来」というのは勝手に名前を付けられません。

「医療広告規制」に引っかかる事があるからです。

なお、「冷え症外来」については、こういう病気を治療しますよ、という表示なのでセーフです。

「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針 (医療広告ガイドライン)」より、該当部分を引用しておきます。

 

〜〜〜以下、引用〜〜〜

(1) 広告が可能とされていない事項の広告
法第6条の5第3項に「次に掲げる事項以外の広告がされても医療を受ける者による医療に関する適切な選択が阻害されるおそれが少ない場合として厚生労働省令で定める場合を除いては、次に掲げる事項以外の広告をしてはならない。」と規定されているように、医療に関する広告は、患者の治療選択等に資する情報として、法又は広告告示により広告可能とされた事項を除いては、原則、広告が禁じられているものであること。

【具体例】
・ 専門外来
→専門外来については、広告が可能な診療科名と誤認を与える事項であり、広告可能な事項
ではない。(ただし、保険診療や健康診査等の広告可能な範囲であれば、例えば、「糖尿
病」、「花粉症」、「乳腺検査」等の特定の治療や検査を外来の患者に実施する旨の広告
は可能であり、専門外来に相当する内容を一律に禁止するものではない。)

〜〜〜以上、引用〜〜〜〜

 

では、実際にどんな名前ならいいのか?というのは、イチイチ、医療機関がある地区を担当している「保健所」に問い合わせる必要があります。

なお、「可」や「不可」という回答の他に、「不可ではないが望ましくない」などといった「ご意向」もお伝えされる場合があります。

 

このお役所からの「ご意向」に関して他の分野での一例を挙げてみましょう。

クリニック設立の「要件」に、クリニック内の手洗い場は必須ではありません。

しかし、「感染症対策」の面から、クリニック内に手洗い場が無いのは「著しく望ましくない」といったような事です。

手洗い場ビル内だけど、クリニックのすぐ外にある、などの場合もありますが、はやり「著しく望ましくない」と強い難色を示されます。

「設立後に指導をする事になる」などの警告が申し渡されたりもします。

このような事があるので、確定的でない事に関しては、事前に保健所に問い合わせておく事が大切です。

 

以上で、末端の冷え-2、でした。

 

 

 

ガイド34:末端の冷え(順次、公開)

 

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ABOUT ME
医師水野
内科の医師。2003年に医師免許取得(医籍登録)。 両親とも糖尿病家系。2度肥満だった自らの体の劇的な変化をきっかけに、糖質制限を中心とした治療を開始。 その後、糖質オフやビタミン・ミネラルなどの情報をブログ、Facebook、Twitterや、講演会などで発信。 監修本「糖質オフ大全科 (主婦の友社)」が中国でミリオンセラーに。 著書は「糖尿病の真実~なぜ患者は増え続けるのか~ (光文社新書)」「1年で14キロ痩せた医師が教える 医学的に内臓脂肪を落とす方法(エクスナレッジ)」「薬に頼らず血糖値を下げる方法(アチーブメント出版)」、など。